sibo chair GR
siboは、ものやが倉庫と制作場所として使用する、京都市北山・小野郷地域の特産品である人工絞り丸太を使用して制作した、ダイニングチェアシリーズです。
人工絞り丸太は、細くまっすぐに育つ北山杉の幹に、ハシと呼ばれる湾曲した棒材を数百本巻き付け、時間をかけて独特の凹凸模様を生み出す伝統的な杉材です。北山杉は室町時代をはじめとして古くから数寄屋建築や和室の床柱として重宝されてきましたが、生活様式の変化とともにその用途は減少し、人工絞り丸太に関しては現在その姿を消しつつあります。
本作ではこの素材を単なる建材としてではなく、固有の時間と手仕事の痕跡を宿す素材として再解釈しました。一本の絞り丸太を1/2および1/4円弧の断面に製材し、椅子の構造の中に組み込むことで、素材と構造の新しい関係性を構築しています。
仕上げには全体を塗装した後、表面を研磨し、凹部にのみ色を残すことで、絞り丸太特有の陰影を意匠として際立たせました。
サイズ W:425 D:475 H:815 SH:440
色 グリーン
素材 北山人工絞り丸太、合板
価格 150,000円(税込165,000円)
納期 3ヶ月
*丸太は天然木なので一本ずつ絞りの形や直径の太さにばらつきがあります。
ご了承ください。